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会長挨拶

東会長

 木々の緑が色濃くなる時期となりました。会員の皆様には、新年度を迎え、多忙な中にも活気ある日々をお過ごしのことと存じます。

初めに、令和6年能登半島地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。和歌山県看護協会としましては、施設のご協力により、災害支援ナースを派遣することが出来ました。ご協力いただきました看護職の皆様に敬意を表し感謝を申し上げます。また、昨年、感染法上5類に移行した新型コロナウイルス感染症は、収束したとは言えない状況が続いています。医療等の場でご尽力いただいている皆様には、深く感謝申し上げます。

さて、令和5年度事業は、皆様のご理解・ご支援のもと無事終了致しました。改めまして心よりお礼申し上げます。令和6年度通常総会は、6月15日(土)和歌山城ホールで開催する運びとなりました。令和5年度の活動報告とともに、令和6年度の事業計画を提案させていただきます。多くの会員の皆様にご審議いただきますように宜しくお願い申し上げます。

和歌山県看護協会は、公益社団法人として、看護職が教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質の向上を図るとともに生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進し、人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図ることを使命とし、「県民の健康な生活の実現」に寄与するために令和6年度も定款第4条に基づき6つの重点事業を策定し事業を展開して参ります。

少子高齢社会が急速に進展する中、医療提供の場は多様化し、看護に関わる全分野で役割と責任が拡大しています。その一方で看護職の人材不足は深刻です。2023年10月26日に「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が告示されました。2040年を見据え、質と量、両面からの看護提供体制の確保と各課題改善、解決に導くものとして活用が期待されています。本会においても、生涯学習支援、新規養成、潜在看護職復職支援等看護職確保推進、在宅ケアの質向上にむけて行政はじめ関係団体と共に事業を推進して参ります。また、令和6年度から感染法・医療法の改正により、災害支援ナースの派遣が、国主導により新たな仕組みで運用開始となりました。今後、災害等発生時に対応できるよう県との協議を行い、災害支援ナースの派遣体制構築を図っていきたいと考えております。さらに、令和6年度から第8次医療計画等がスタートし医師の働き方改革が開始され、6月には診療報酬トリプル改定が実施されます。2040年を見据えた持続可能な医療・介護・障害福祉提供体制の構築と機能分化・強化、連携を推進すると共に、あらゆる場において看護の専門性裁量を発揮できるように取組んで参ります。
組織拡大については、様々な社会要因もあり会員数は減少傾向にありますが、看護職に求められる看護協会を目指し、入会促進活動の強化を図ります。

令和6年度も、会員の皆様のご意見ご要望などをいただき、役員、各地区支部、各委員会はじめ関係機関、行政、会員の皆様と共に、積極的に活動して参りますので、引き続き協会運営にご支援・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

令和6年6月15日